①チーク材の特徴
チーク材は重硬で強靭、伸縮率が小さく耐候性・耐水性に富み、害虫にも強く大変丈夫な上、熱帯の大自然に育まれ素朴さと美しさを兼ね備えた木です。
屋内外を問わず使用でき、その味わい深い色は、自然こそが作り上げた逸品であります。
家具製品をはじめ、ヨット・船舶等の内装・甲板材として使われ、ガーデンファニチャーの素材としても最適です。
②メンテナンスについて
ガーデンファニチャーを使用する前に、結合部のネジの緩み、表面のザラツキ、ひび割れ部分があるかチェックして下さい。
ネジが緩んだら
六角レンチ、プラス・マイナスドライバー
表面のザラツキ
サンドペーパー(♯240番位)、スチールウール
ひび割れ
強力ボンド、万力
汚れ落とし
あまり硬くないブラシ、スポンジ、洗浄機
A) ノンオイルファニチャーの場合
- ノンオイルの家具を屋外に放置しますと、2・3ヶ月で変色が始まります。
半年から1年位経過しますと、シルバーグレー色になり、花の色や緑になじみます。欧米の方々はほとんどオイルは使いません。
- 屋外で使用する為、排気ガスやほこりで、家具が汚れたりします。この場合、中性洗剤を水で薄めて、ブラシやスポンジで洗って下さい。きれいになりましたら、水で洗剤等をきれいに流し落とし、日向に置き乾燥させて下さい。
- 緑色の「ノロ」などが付いた場合は、高圧洗浄機で簡単に落とすことが出来ます。元のチーク材の色になります。もし、けばだちましたら、サンドペーパー(#240番位)で、擦ると購入した時と同じ状態になります。
B) オイルフィニシングファニチャーの場合
- オイルを使用した家具は、最初2週間に1度位の割合で4・5回塗りますと、後は半年に1度で、いつも茶色の色が保てます。
- オイルが落ちてグレー色に変色してしまったら、必ずサンドペーパーで変色した所を取り除き、オイルを何回も塗って下さい。また、変色していない所とのバランスが必要です。
- オイルを塗る方法は、刷毛で塗る方法と、布にオイルを染み込ませ直接塗りつける方法があります。オイルを沢山付けますと、垂れたり裏側にオイルがまわり塗りむらになりますので、気を付けて下さい。
- 隙間を塗る時は、割り箸や薄いベニヤに布を巻き、オイルを付けて塗る事が出来ます。塗り終わったら少し時間を置き、乾拭きをして下さい。